ペーパードライバー講習初日。 [自動車]
今年はまだ紅葉がみられないなと思っていたら、
ようやく街路樹が色づいて散りだしているのが見られるようになりました。
朝晩の空気の中に冬の匂いが感じられて「ヤバっ」となぜか思ったちりめんです。皆さんこんにちは。
日に日に空気が冷えていく頃に、
車の運転の練習を始めました。
今回は自動車学校でその久しぶりにハンドルを握った感想を書いてみます。
申し込みをしてから翌週。
とうとう教習の日がやってきてしまいました。
期待よりもまともに車を動かせるだろうかという不安のほうが大きく、
指導員に怒られないかドキドキして自動車学校を訪れました。
まず、受付すると次はどう行動したらいいかの説明がありました。
指導員が記入するカルテのような書類と仮免許の時などにナンバープレートの位置に差し込んで使う鉄板が入ったジッパーつきファイルが渡されて、
5分前の予鈴が鳴ったら、指定された教習車のところに行ってくださいとのこと。
卒業した学校ですが十数年経てばもうすっかり忘れてます。
懐かしく思っていると予鈴が鳴ったので、さっそく今日お世話になる教習車のもとへ。
街中で見かけるのでなんとなく知ってはいましたが、
昔と違ってハイブリッド車に一新されていて全車ピッカピカです。
これを傷つけたりしたら弁償とかしないといけないんだろうか、と若干血の気が引く心持ちで、とりあえず車の周りをぐるりと見て回り、運転席の装置を車外からわかる範囲で復習。
そこまで一通り終わって、あとはどうとでもなれと腹をくくったものの、、、
なかなか人が来ない。指導教官どころか教習生さえも。
なんかスタンバイが早すぎたようでした。
受付の事務員さん、ちゃんと言ってよ!めっちゃやる気満々で待ち構えてるみたいではずかしいじゃないか!
そんな感じで待っていたらやっと教習生がちらほらやってきました。
やってくるなりトランクを開けてみたり、運転席でごそごそやってたり、慣れた様子で何かしています。
おそらく律義になんやかんや確認しているんだろうなというのは分かりましたが、
十数年ペーパードライバーやってたら、そもそも車の事前チェックの仕方なんてもう忘れましたよ。
講習受けに来てるのになんか居たたまれない。
しかたなく教習生たちを眺めながら、何もせずに立ち尽くしていました。
やっと開始のチャイムが鳴って、次第に他の教習生たちは担当教官が来て車を出していっているのに、待てど暮らせどなぜかちりめんの担当が来ない。
ペーパードライバーは嫌煙されるのか?と地味に精神的ダメージを受け続けてるせいもあって、自虐の渦にじわじわとのまれ出していると、ぬるっとおっちゃんがやってきました。
挨拶もなにもないけど多分この人が担当でしょう。
開口一番、「ペーパードライバー?」
60半ばから後半くらいの車校のおっちゃんだからこんなもんなのか?
ベテランのタクシードライバー風のなんか緩い感じの人でしたが、
いざ教習を始めるとパキパキ進めていきます。
さすがプロという感じ。ちょっと安心しました。
車内に乗り込むと質疑応答でちりめんというペーパードライバーの把握タイム。
「なんで運転してなかったの?」「どれくらい運転してないの?」「どこで免許取った?」
都度答えていたのですが、この自動車学校がそうなのか、世の運転できる人たちがそうなのかわかりませんが、
「大丈夫でしょ?」とか「この前来たあなたと同じような女性は、1日乗って帰ってたよ」と。
恐れ入りますが、ペーパードライバーをなめていませんでしょうか?
十年以上だよ?卒業して外で一回も乗ってないんだよ?
そんな2~3回、2・3時間で簡単に感覚取り戻せるとお思いか?!
後ほど書きますが、S字クランクを必死の思いで、たまたま通り抜けたときは、「やっぱり体が覚えてるから」などと軽くおっしゃられ・・・
どうも最初からお互い認識のずれがあるにちがいない。
初っ端、不安なスタートを切ったのでした。
まず、初日は交通規則の説明を受けつつ、運転する感覚を取り戻すため、ひたすら教習場のコースをぐるぐる回りました。
初めは、運転席の必要な装置を触りながらの説明から入りました。
ドアロック、
座席の調整、
ルームミラー・サイドミラーの調整の仕方、
運転席の正面にあるメーターやらなんやらが表示されるところ(インストルメンタルパネルというらしい(略してインパネ))の説明、
サイドブレーキやセレクトレバー(PとかRとかNとかDとかBとかかいてあるところ。マニュアル車はシフトレバーというらしいです)の説明や動かし方、
鍵の説明、
などをざーっとされるとシートベルトをつけて、いざ運転開始!
実際自動車が動き出すと、何か大きい生き物が動いているのに乗っているみたいな感じでなんか心もとない。
怖いので最初は10~20キロぐらいでゆーっくり走行していました。
車を動かしているとき、
焦ってブレーキを踏み間違えて急にギューンと速度が出て壁に激突、とか、
40キロぐらいで走行していてもハンドルを急に回してしまって他の教習車に衝突とか、
不吉なイメージが勝手に頭の中に湧いてきて恐ろしくてしょうがない。
実は、ちりめんは結構トリックスター的なやらかしをよくやるんです。
普通にやったらこうはならんだろうということや絶対こんなことになったらマズいと思う状況を現実化してしまうというか。
指導教官もいるし、いざというときは補助ブレーキで止めてもらえるとわかっていても、
変なとこに突っ込んでしまわないようコントロールを取るので必死でした。
「次6番左折~」
「8番まっすぐね~」
「小回りにしよう。今の大回りだったからぶつかるよ」
「1番右折したらまっすぐね。40キロくらい出そうか~。速さに慣れよう。」とか
指導教官から車の移動と共に次々に出される指示。
そんなの当たり前っちゃ当たり前ですが、慣れないちりめんにはついていくのに必死。
アクセルペダルとブレーキペダルが一瞬分からなくなったり、
交差点から左の走行車線ではなく、右の追い越し車線に入ってしまったり、
センターラインを越えて対向車線を走行してしまいそうになりながら運転していました。
そして、初日の一番の内臓がねじ切れそうな緊張をした場所、S字クランクのところで指示が入りました。
それまでは比較的幅の広い道を通っていたので曲がりなりにもついていっていたのに、車体で道が隠れて見えない上を蛇行して運転する恐怖といったら、通り切ったときに頭上から魂が抜けていきそうでした。マジで。
そして前述のとおり、指導官、なぜか納得した様子でちりめんのドライビングスキルをフォローしてくださったのでした。
その後は、また何度かコースを回ってようやく時間が来て終了となりました。
指導官からの総評として、
「もうちょっと(速度)出さないと路上には出れないね~」でしたが、
次回バックと車庫入れしたら、もう路上に出ていいんじゃない?という、
ちりめんにはどこを見てそう思うのか意味が分からないこともおっしゃっていました。
自分としては、速度は30キロでもまだ早くて怖いし、
あと車幅感覚が掴めていないこともまだ怖いなと感じます。
そんな感じでペーパードライバー講習、初日が終わったのでした。
帰宅後も下半身にまだ車の振動が残っているような感覚が残ってたし、右ひざが少し痛い。。。
なれないペダル操作をしたからか...それともペダル操作での足の動かし方がまずいのか?
次はもっと車の運転に慣れることができるといいと思います。
ではまた次回。
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